いやぁ、これは心が折れました。さっき完成したとに全部消えたっちゃもん。
思い出したけど、そうだ!長時間書き続けててアップしようとしたらブログ全部消えた経験は前にもあったぞ。
投稿前に全範囲を選択してコピーしとく保険を忘れてた。
ブログ放置した罰やねこれは・・・ごめんなさい。では、気を取り直して今回のツアー裏話を。
6枚目のアルバム「風味堂6」のコンセプトとしてあった「ロック」というもの。
音が、精神が、生き様が・・・色々ロックの定義はあるばってん、風味堂なりのロックとは何ぞや?
そんなことを念頭に置きつつ今回のセットリスト組み立てました。
やっぱり机上では分からず、実際に3人で音を出すことでライヴの全貌が少しずつ見えてきます。結局初日を迎える3日前に今回はほぼMCなしで本編を進める挑戦してみないか、となりました。
今までのツアーがどうって事ではなくて、曲が終わって話をする。一息つくために、前曲の空気を変えるために話をするって事はどのアーティストもごく普通の事やと思います。
しかし10年以上やってきたけん、次の挑戦として皆これに賛成。決まればライヴの可能性が広がるし、失敗したら単にぶっきらぼうに曲を続けただけ。でもこれができたら話しても良いし話さなくても良い中で、どちらでも選ぶことが出来る。
噂では安〇奈美恵さんのコンサートもほぼノーMCげな。しかし、うちらは華やかな衣装着替え、ダンサー、舞台セット等の見た目でもあんなに楽しませることは出来なーい。
どがんなるか分からんばってん、やってみよう。やらんば見えてこん!
そんな中で今回のツアーは始まりました。
初日から最終日まで曲目、曲順、曲間などを微調整していきながらのこのツアー。蓋を開けてみれば、もう楽しかった!の一言!
それは曲目なのか、MCなしへの挑戦結果なのか、メジャーで11年目を迎えたこの状況やけんか、込み上げて流れ出たお客さんが見せた涙を見たからか・・・。
たぶん、その全部かも知れんけどね。
なんか今回特に強く感じたのは、「いつも通り」って有りがたいなってこと。
それぞれに違う立場で皆が毎日一生懸命生きてて、普段は決して交わらんけど、あの瞬間だけは知らない人同士が同じ音楽を体感し、盛り上げて、泣いて笑って汗かいて、良かったとかあそこは悪かったとか振り返ってまた日常に戻っていく一夜。
その一夜だけの点なようで、それぞれの今日までの色々あった人生が混じり合う、太くて長ーい点というか。そんな感じ。
地方のスタッフさんでもう10年くらい関わってくれてた方が、こないだから別の仕事で道を歩き出しててね、でもその土地にうちらが行ったら当時からの「いつも通り」の面子が揃ってくれて、ガハハと笑って夜を過ごしたっちゃんね。
何か、そんな事とかステージから見えたお客さんの涙とか笑顔とか全身で感じて、あぁ幸せなことをやらせてもらっとるなぁとウルルッ・・・ときたりして。なんやろね、歳やろかね。
とまぁ、そんな幸せな楽しいツアーでした。
本編はほぼノーMCでキッチリとやったけん、アンコールはくだけましてね。ハッピまで着る浮かれ具合です。
かねてからの渡さんの希望により、俺はねじり鉢巻き着用。終演後に「ライヴ良かったです!」と同じくらい「鉢巻き似合ってましたよ・・・
くぷぷ(笑)」って言葉をたくさん頂きました。

このハッピ、ファイナルの渋谷でお客さんへプレゼントしましてね。なんせ布やけん、丸めてもそがん飛ばんやろうと思って思いっ切り投げたら、予想外にビューーーンと風のように飛んで2階席の足元の壁?床?まで一直線でぶつかってビックリ。こがん遠投のセンスがあるなら、野球やっとけば良かったって思ったほどです。
受け取った貴方。あの時はテンション上がって受け取ったけど、冷静に考えたらいらんなコレ・・・とか言わずに保管してくださいませ。一応3着それぞれに3人のサインもしとる世界に3着のみ。いつか元の2800円を超える価値が出る日が来るかもですよ。いや、来るごとするけん。
さて、全会場に来てくれた皆さま、表には出てないけど支えてくれてたスタッフの皆さま、改めまして
有難うございました!お陰様でツアー大成功です!ではまたそれぞれの日常に戻って、次の機会に「いつも通り」お会いしましょう。
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